宿泊旅行単価増で2.1%増の4兆5千億円 1-3月の旅行消費
18/06/06
観光庁が5月17日に発表した1―3月期の日本人の旅行・観光消費動向調査結果(速報)によると、国内旅行消費額は前年同期比2.1%増の4兆5121億円だった。旅行者数の減少分を主に宿泊旅行単価の増加分がカバーし前年より増加となった。
国内旅行消費額のうち、宿泊旅行消費額は同5.6%増の3兆5132億円、日帰り旅行消費額は同8・5%減の9988億円。
国内延べ旅行者数は同7.3%減の1億2832万人と年々減少が続いている。内訳は宿泊旅行の旅行者数が同2.2%減の6864万人、日帰り旅行の旅行者数が同12.6%減の5967万人。
旅行1回あたりの旅行単価は同10.1%増の3万5163円と大きな伸び。宿泊旅行が同7.9%増の5万1181円、日帰り旅行は同4.7%増の1万6738円だった。旅行人数の減少が続くのに対し単価は年々増えており、旅への消費意欲の増加、高級化が進んでいるようだ。
観光行政 の新着記事
- 神奈川箱根と福井鯖江を採択 観光庁「持続可能な観光推進モデル事業」(25/07/03)
- 需要の平準化に向けたDX活用 日観振、今年の「観光経営トップセミナー」7月末まで受講者募集(25/07/01)
- インバウンドへの対応強化 観光庁、「世界に誇る観光地を形成するためのDMO体制整備事業」48法人を採択(25/06/24)
- 寄港地の観光振興と消費拡大 日観振、「クルーズ観光促進事業」の公募を開始(25/06/19)
- 地域づくりの好事例求める 国交省、「手づくり郷土賞」8月1日まで募集(25/06/14)