ツーリズムEXPOジャパン初の大阪開催、概要を発表 来場目標は13万人
G20会場だったインテックス大阪(大阪市住之江区)を主会場に10月24日から27日までの4日間、「ツーリズムEXPOジャパン2019大阪・関西」が開かれる。7月9日、主催する日本観光振興協会(日観協、山西健一郎会長)、日本旅行業協会(JATA、田川博己会長)、日本政府観光局(JNTO、清野智理事長)が大阪市内で会見を開き、開催概要を発表した。
ツーリズムEXPOはロンドンのWTM、ベルリンのITBと並ぶ世界三大観光イベントのひとつ。第1回の2014年から18年までは東京で開かれ、今回が初めての地方開催になる。大阪開催では100カ国・地域、全国47都道府県からの出展が予定されており、来場者数は13万人を見込む。
田川会長は全体概要を説明し、「G20、ラグビーW杯、ワールドマスターズゲームズ、万博と話題豊富な大阪・関西の『天の時』、観光資源が豊富な西日本、瀬戸内のゲートウエイとしての『地の利』、大阪の皆さんの『人の輪』の3つがそろった」と、大阪での開催が時宜を得たものと強調。「大阪・関西の人たちに『行かなアカンで。まだ行ってへんの』と言われるようにしたい」。
日観協の久保成人理事長は、自らが観光庁長官だったときから始まったツーリズムEXPOについて「これほど大きなイベントになるとは思わなかった」と感慨深く話した。農林水産省が今回からファームステイをテーマに参加することや、産業観光、酒蔵ツーリズム、アドベンチャーツーリズムなどテーマ性のある出展が予定されていることを紹介した。
清野理事長は、国内外の訪日旅行関係団体・企業約700社が一堂に会する「ビジット・ジャパン・トラベル&MICEマート(VJTM2019)」の概要を説明。「事前申込制で、的確なマッチングの場とし、商談時間の延長も図る」と述べた。
開催地を代表して大阪観光局の福島伸一会長は「スポーツ、食、ウェルネス、エンタメと大阪の魅力を発信する。3年に一度は大阪で開催したい」と意欲を示した。
また席上、大阪開催の広報アンバサダーとして2019ミス日本みどりの女神・藤本麗華さんが任命された。
20年はすでに沖縄開催が決まっている。会見では、沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長も会見し「海洋をテーマにしたツーリズムを考えるのに最適な場所」と話し、来年10月29日―11月1日の来場をアピールした。
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