観光庁長官賞 瀬戸内国際芸術祭など3団体・個人に、ももクロにも感謝状
観光庁は10月2日、12回目となる今年の観光庁長官賞を瀬戸内国際芸術祭実行委員会(香川県高松市)、NPO法人みちのくトレイルクラブ(宮城県名取市)、宮田静一・NPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会会長(大分県宇佐市安心院町)の2団体1個人に決めたと発表した。
また、地方自治体と連携した地域活性化への貢献などを評価し、ももいろクローバーZに特別感謝状を贈呈する。
瀬戸内国際芸術祭は2010年から3年に1度開催。4回目となった2019年は12の島と2つの港周辺を舞台に、世界32国・地域、230組のアーティストが手掛けた214の作品を展示。来場者は過去最多の118万人、うち外国人が23・62%を占めた。
地域活性化に寄与するとともに、瀬戸内エリアのブランディングに大きく貢献した。
みちのくトレイルは「みちのく潮風トレイル」全線の統括本部として管理・運営を担い、環境省や東北沿岸4県28市町村との官民連携体制の中、個々の地域の魅力をトレイルという1つのブランドで団結させた。
東日本大震災の爪痕からの学びが語り継がれる場として、観光を通じ地域の復興に貢献している。
宮田氏は1996年に安心院町で同NPO法人を発足させ、会員制農村民泊「安心院方式」を生み出した。全国のグリーンツーリズムの推進に大きく貢献した。
ももいろクローバーZは2017年に埼玉県富士見市、2018年に滋賀県東近江市、2019年に富山県黒部市からの誘致で、音楽イベント「ももクロ春の一大事」を開催し、それぞれ数万人を動員し、地域の活性化に貢献した。
2020年はコロナウイルス感染症の影響で4月に予定していた公演を延期したが、2021年4月17、18日の2日間、福島県楢葉町のJ-VILLAGEで楢葉町、広野町、浪江町の3町合同大会として開催することが決まっている。
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