蔵王温泉や福島市、加賀市など8地域を採択 観光庁「観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」
22/06/09
観光庁は6月8日、コロナ禍などで疲弊した観光地再生を支援する「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の審査結果を発表、応募のあった地域から8地域の地域計画を採択した。
同事業は予算額1000億円のかつてない規模の観光地再生支援策で、温泉地の廃屋の撤去や宿泊施設の大規模改修をそれぞれ1億円を上限に費用の2分の1を補助する。宿泊施設、土産物店や飲食店、公的施設の観光目的の改修についても補助を設定している。3―4月に計画を公募し、応募した地域には専門家を派遣し観光地再生に向けた計画策定を進めている。
採択されたのは、先行して計画の作成が進んだ地域。山形県天童市▽あつみ観光協会(山形県鶴岡市)▽蔵王温泉観光協会(山形県山形市)▽福島市観光コンベンション協会(福島県福島市)▽群馬県みなかみ町▽加賀市観光交流機構(石川県加賀市)▽兵庫県豊岡市▽熊本県阿蘇市が採択された。

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(写真はイメージ)
採択された地域では計画に基づき宿泊施設などのリニューアルを2023年2月末事業完了を目指して進める。
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