安全・安心な貸切バスの運行と適正な取引の推進 国交省が再徹底へ取り組み、各団体へ周知
21/11/10
国土交通省は、今後の貸切バス旅行の需要回復を見据え、安全・安心な貸切バスの運行と適正な取引の推進についての取り組みを進める。このほど取り組みの概要を発表。貸切バス事業者や旅行業界団体などに対し周知し、あらためて意識向上を促し、官民連携で安全確保を徹底していく。
取り組みでは、バス事業者の安全投資の確保に向け、運賃下限割れ防止へ国が監査を実施。監査は秋―冬に集中監査を実施するなど対策を徹底する。安全対策の徹底については、貸切バス事業者に安全講習会や貸切バスに対する街頭指導、事業者の安全統括管理者に対する要請などを実施する。
また、安全性のチェックについては「安全運行パートナーシップ宣言」「輸送の安全を確保するための貸切バス選定・利用ガイドライン」の認知・遵守状況について、バス事業者や旅行会社へ自己点検を促すほか、バス協会と旅行業協会で定期的な意見交換会の開催。旅行業者への運賃・料金制度の周知や、更新許可、休止事業者の再開、休車再開時のパンフレットなどを通してバス事業者と旅行会社、利用者への情報の周知の再徹底にも力を入れる。
これを受け、日本バス協会と日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会は会員へ周知。JATAホームページ内の「貸切バスツアー適正取引推進委員会通報窓口」ページもリニューアルした。

今後需要回復が見込まれる貸切バス旅行
(写真はイメージ)
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