訪日観光のハブに 全旅協京都、賀詞交歓会に260人
一般社団法人全国旅行業協会京都府支部(尾池文章支部長=コムツアーズ)と一般社団法人京都府旅行業協会(尾池文章会長)は1月18日、京都市下京区のリーガロイヤルホテル京都で新春賀詞交歓会を開いた。260人が出席した。
尾池会長は「昨年の流行語に『忖度』という言葉があったが、会員の皆さんの気持ちを忖度した協会運営を行いたい。今年は戌年。戌年は笑う、と言われるように笑いに包まれた1年にしたい」とあいさつ。
![全国旅行業協会京都府支部](https://www.travelnews.co.jp/img/180219tourist1.jpg)
「笑いに包まれた1年に」
とあいさつする尾池支部長
このあと、衆議院議員で京都府旅行業協会の伊吹文明顧問は「京都には多くの外国人観光客が訪れる。京都の旅行業の皆さんはその外国人を他府県へ送り出す役目を担っている。京都府下の人たちが多府県へ出かけるキャンペーンを行政中心に行ってほしい」と依頼。
京都府の山田啓二知事は「インバウンドで多くの外国人が訪れるなか、民泊や白タク、ホテル旅館の人手不足などの問題が顕在化している。こういった課題に取り組みながら、活力ある京都を構築していきたい」。京都市の門川大作市長は「市長になって10年。京都市の税収は当時から150億円下がったままだ。観光や伝統産業が活性化し市民の豊かな暮らしにつながることを考えたい。民泊については全国一厳しい条例を設けて対処していく」と話した。
続いて、全旅協の永野末光副会長は2月14日に高知県で開かれる国内観光活性化フォーラムへの参加を呼びかけ、全旅の中間幹夫社長は京都の全旅クーポンの売上が5億8千万円で全国15位であることを報告し、事業への協力と理解を訴えた。
交歓会は京都絆会の服部一平幹事の乾杯の音頭で始まり、それぞれが交流を深めた。
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