訪日客に大阪のナイトコンテンツ提供 JTBが梅田で実施、万博見据え消費拡大へ試行
JTBは1月10日から、大阪キタでインバウンド向けのライブエンターテインメントショーを始めた。訪日客が夜に楽しめるコンテンツが乏しいことから、滞在時間や消費拡大を目指し、3月27日までの毎週金曜日夜に実施する。
ショーは「OSAKA NIGHT FUSION(大阪ナイトフュージョン)」。和風にアレンジしたダンスミュージックに、歌舞伎やマジシャンらのパフォーマンスを組み合わせた。観賞だけにとどまらず、パフォーマーと一緒になって盛り上がる参加型のショータイムも設けた。

参加型のライブショーで盛り上がる会場
ショー初日に会見したJTBグローバルマーケティング&トラベルの黒沢信也社長は「訪日客のリピーター化が進み、消費構造が変わっていくと見ている。ナイトコンテンツが足りないという指摘が多く、2025年の万博を見据えて、新しいコンテンツのノウハウを高めていきたい」と話した。
海外では一般化している夜間観光だが、国内ではいまだ定着しているとは言い難い。観光庁でもナイトタイムエコノミーとして時間市場の創出に取り組んでいる。
黒沢社長は「夏には東京オリンピック・パラリンピックがあり、宿泊料金が高くなる東京が敬遠され、特にアジア人観光客は大阪へ流れができるのではないか」とし、訪日客の消費拡大を促すコンテンツ開発に意欲を示した。
チケットは2500円。JTBが京都、大阪の3カ所で運営する関西ツーリストインフォメーションセンターなどで販売する。
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