会員結集し創意工夫 全旅京都が新春賀詞交歓会
全国旅行業協会京都府支部(北澤孝之支部長=ツアーポート)と京都府旅行業協会(北澤孝之会長)は1月15日、京都市中京区の京都ホテルオークラで新春賀詞交歓会を開いた。
北澤会長は「今年は東京オリンピック・パラリンピックが開かれ、明るい話題がある一方、米中の貿易摩擦や中東情勢など不透明な要素も多い。こうした時こそ会員の皆さんとの結集で創意工夫した付加価値のあるサービスを提供していきたい」とあいさつ。
京都府旅行業協会顧問の伊吹文明氏衆議院議員「京都は多くの外国人観光客で賑わっているが、京都の旅行業の皆さんは他府県へ送り出すのが役目でプラスにならない。京都の行政に携わる人たちは京都の修学旅行などを地元の旅行会社を使ってほしい」と要請した。
京都府の西脇隆俊知事は「京都府で外国人観光客にインタビューしたところ、京都市内には何度も訪れているが府下の観光地はほとんど知られておらず、PR不足を感じた。京都市と連携し京都全体の周遊観光をアピールしていきたい」。京都市の門川大作市長は「京都市では観光公害、オーバーツーリズムが問題になっている。なかでも宿泊施設の急増が問題になっており、全客室にバリアフリー化を義務づける条例を来年度から実施し宿泊施設建設に歯止めをかけたい」と話した。
交歓会は京都絆会の服部一平幹事の乾杯の音頭で交流を深めた。宴席ではダンスの強豪校で知られる京都明徳高校ダンス部が迫力あるパフォーマンスで盛り上げた。
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