楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

沖縄の文化財を公共交通機関で周遊促進 JTB沖縄と日観振、共同で「おきなわ日本遺産アプリ」リリース

21/11/17

JTB沖縄(杉本健次社長)と日本観光振興協会(山西健一郎会長)は11月16日、沖縄の日本遺産をめぐるモデルコースを紹介する「おきなわ日本遺産アプリ」を開発、提供を始めた。路線バスの周遊パスや観光施設、飲食店などで特典が受けられる電子クーポンも掲載。公共交通機関を利用しての沖縄の文化財の周遊を促す。

両者は2019年の「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして『芸能』」の日本遺産認定を機に、共同で「公共交通機関を活用した沖縄・日本遺産周遊体験ツーリズム構築事業」を実施してきた。沖縄の文化を生かした観光振興、課題だった交通渋滞の解消、公共交通機関の利用促進を目的に日本遺産をめぐるモデルコースを構築。今回のアプリはこれを具現化させたものとなる。

アプリではテーマや時代別のモデルコース4コースを紹介。日本遺産のストーリーを路線バスやモノレールを使って周遊できるほか、沖縄本島広域の観光文化施設や飲食店、土産店での使える電子クーポンも配布する。アプリ内では路線バス・モノレールが乗り放題となる「沖縄路線バス周遊パス」も購入できる。

おきなわ日本遺産アプリ

「おきなわ日本遺産アプリ」画面イメージ

なお、今回の「公共交通機関を活用した沖縄・日本遺産周遊体験ツーリズム構築事業」はこのほど発表された、観光庁とスポーツ庁、文化庁による「スポーツ文化ツーリズムアワード2021」で特別賞「日本遺産ツーリズム賞」を受賞。沖縄観光にテーマ性をもたせ、日本遺産の周遊性を高めたことが評価された。

アプリの公式サイトはhttps://www.okinawatraveler.net/nihonisan/

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ