2021年の貸切バス倒産が過去30年で最多の14件、東京商工リサーチまとめ
22/01/07
東京商工リサーチは1月7日、2021年の貸切バス業の倒産が1992年以降の30年間で最も多い14件だったと発表した。すべてコロナ関連倒産だった。
資本金別ではすべて1億円未満で、従業員数は10人以下が8社で全体の6割弱だった。コロナ禍でインバウンド需要が消失した上、個人客や修学旅行などの団体旅行も移動や旅行の制限や自粛で大幅に減少したことが直撃した。
資本金10億円以上や従業員50人以上の倒産はゼロだった。
東京商工リサーチでは「コロナ関連の支援効果が薄れるなか、燃料価格の高止まりや人手不足など貸切バス業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、今後は倒産に加えて、廃業も懸念される状況になってきた」と見通している。
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