「負けてたまるか」 全旅協大阪、賀詞交歓が復活の第一歩
一般社団法人全旅協大阪府旅行業協会(吉村実会長=歓喜旅行サービス)と株式会社オーサカ・ゼンリョ協力会(金子博美会長=琵琶湖グランドホテル京近江)は1月27日、大阪市中央区のホテル日航大阪で安藤忠雄氏講演会・賀詞交歓会を開いた。建築家・安藤忠雄さんの「みずから可能性をつくれ」と題した講演会も行われ、130人が出席した。
吉村会長は「2年ぶりの開催となりました。開催に向けていろいろと葛藤しましたが、全旅協の二階俊博会長が本年の旅行業界のテーマは『コロナからの復活』であるとおっしゃっていました。開催を取りやめるのは簡単ですが『コロナに負けてたまるか』という思いから、復活の第一歩はこの賀詞交歓会から、という考えのもと開催に踏み切らせていただきました」「今年は第16回国内観光活性化フォーラムin山梨のリベンジ開催やGo Toトラベル事業再開、また2025年には大阪万博の開催など観光業界が明るくなるネタはたくさんあります。今より悪くなることは何もありません。今が底です。これからは明るくなるしかない、いや私たちで明るくしていこうではありませんか」と、前向きな姿勢で厳しい状況下を乗り切ろうと呼びかけた。

「今が底。私たちで明るくしていこう」
と年初のあいさつで呼びかけた吉村会長
金子会長は「新型コロナウイルス感染症拡大から2年が経ち、マスクが普通の生活に溶け込んでしまいました。その間、これまで経験したことのないキャンセルで休館を余儀なくされ、ようやく昨年12月ごろに観光客が動き始めたと喜んでいたら、オミクロン株でまた休館。今度の今度こそ最後の戦いと捉え、あきらめないで頑張りましょう」と話した。
全旅協本部の駒井照男副会長は、賀詞交歓会開催について「東京では早い段階で中止を決めましたが『コロナなにするものぞ』というなにわ気質で、よくぞ開催を決断していただいた。敬意を表したい」と語った。
- 0・1%増の3025億4千万円 7月の主要旅行業取扱額(25/09/17)
- 最高賞は佐久市の蔵人ステイ ジャパン・ツーリズム・アワード、213応募の中から選ばれる(25/09/17)
- 二階名誉会長の功績称える ANTA主催、感謝の集いに170人(25/09/16)
- OATA、恒例のレクで大阪の絶景楽しむ(25/09/16)
- 地域の満足度などを明らかに JTB、「地域パワーインデックス」2025年版を発表(25/09/15)