組合の知名度向上とPRを念頭に OATAが通常総会(1) 苦境伝えるも組合責務全う誓う
協同組合大阪府旅行業協会(OATA、鈴木隆利理事長=ワールドツアーズ)は3月23日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで第47回通常総会を開いた。コロナ禍の厳しい環境下における組合運営などについて鈴木理事長が詳述した。
総会のあいさつで鈴木理事長はOATAクーポン発券高について次のように伝えた。「2020年度は22億円、21年度は20億8千万円でした。コロナ前の19年以前の93億から95億円のクーポン発券額からすると75%減となります」と、大きなダメージを被っていると報告。
一方で、経費削減に努めて管理費や事務所費の圧縮などを行った結果、当初予算の2496万円のマイナスが約半分の1265万円に改善できたことに対する理解を求めた。
また、組合員の事業所における従業員のパソナへの在籍型出向の受入案内や日本旅行から依頼のあったワクチンコールセンター業務、一時支援金の説明会などコロナ禍の逆境に抗う様々な取り組みを行ってきたことも報告した。
![協同組合大阪府旅行業協会](https://www.travelnews.co.jp/img/220414tourist1.jpg)
クーポン発券額はコロナ前の7割減の状況だった
ことを説明する鈴木理事長
このほか大阪府庁や大阪商工会議所、大阪府団体中央会に対し、組合の現状報告や支援の依頼などを行ってきたことや、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に大阪・関西万博へのOATA組合員のコミットメントを訴えてきたことなどについても説明した。
鈴木理事長は「来期は新規入会を5社と定め、支部長会中心に獲得へ努力したい。組合と組合員の財産を守る、組合の権利を害する契約などの歯止め、組合の知名度の向上とPRを念頭において、全理事で残り1年間の任期を頑張っていきたい。ぜひご協力を」と呼びかけていた。
OATAネットワークシステム次世代の研究など事業計画を含めいずれの議案も承認した。
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