女性主導でアピール わかやま12湯推進協が第1回総会
和歌山県の温泉をPRし、地域の活性化を目的とするわかやま12湯推進協議会(青木査稚子会長=協同組合和歌山県旅行業協会理事長・トラスト旅行)は4月13日、和歌山市のシティインわかやまで第1回総会を開いた。旅館ホテルの若女将らをはじめ出席した20人全員が12湯をアピールする法被を着て参加した。
総会では、協議会設立の経緯から今日までの活動報告の後、いずれの議案も原案通り承認された。2022年度事業については第2回わかやま12湯サミットin南紀勝浦温泉の開催や12湯の温泉をめぐる交流会の開催、12湯のアピール事業の展開、わかやま12湯WOKバス(仮称)の運行などを決めた。
青木会長は、旅館ホテルの若女将らがアイデアを出し合って活動し、男性は裏方に徹して活動をサポートしていることを話し「今年度も女性を中心に男性を黒子として“従えて”活動していきますので、これからの活動に期待してください」とジョークを交えながら理解と協力を求めた。

あいさつする青木会長
和歌山県観光局観光振興課の中瀬雅夫課長は、県民が県内の宿泊・観光施設を利用するリフレッシュプランの利用が好調であることを報告。
また、23年が聖地・高野山ゆかりの弘法大師生誕1250年、24年が世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年、25年が大阪・関西万博と大きな話題が続くことから「これからの3年間をダイヤモンドイヤーと位置づけ、キャンペーンや観光振興策を実施します。12湯もこの流れに沿って頑張ってください」と話した。
和歌山県旅館ホテル組合の利光伸彦理事長(大阪屋ひいなの湯)は所用のため欠席となり、12湯の若女将らで組織するWOK委員会の龍神英弥委員長(下御殿)がメッセージを代読。「和歌山県には自然、文化、食と観光に最も必要とされている三大要素が豊富にあります。それを十分理解していただいている二階俊博自民党元幹事長や仁坂吉伸知事をはじめ、県観光行政の人たちのご支援には心強い限りです。これからもわかやま12湯を含め、観光振興へのお力添えをよろしくお願いします」と読み上げた。
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