カーボンオフセットや旅行企画で地域貢献 JR東日本びゅうツーリズム&セールス、サステナブルツーリズムプロジェクトを開始
23/05/14
JR東日本びゅうツーリズム&セールス(森崎鉄郎社長、VTS)はこのほど、地域の持続的な発展を目指す「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」を始めた。旅行商品の収益の一部を使った「カーボン・オフセット」に取り組み、地域の魅力を旅で発信。持続可能な社会の実現につなげる。
プロジェクトは、ESG経営の実践を旗頭に掲げる、親会社のJR東日本と連動。環境保全、地域活性化を念頭に置いた旅行・サービスの展開でサステナブルな社会の実現、地域資源の維持・保存につなげようというもの。

「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」ロゴ
具体的には、団体型旅行商品の収益の一部でJ―クレジットを購入。旅行で排出されるCO2などの一部を埋め合わせするカーボン・オフセットへの取り組みをスタート。すでに2022年10月―23年3月出発分の商品の販売実績から4月に購入手続きを始めた。
また、地域と共同でテーマ性のある旅行商品企画にも注力。今年度はJR東日本の会員誌「大人の休日俱楽部」で情報を発信し、各沿線の観光素材と交流を盛り込んだ鉄道ツアーで地域のファンづくりにつなげる。初回は7月を予定。そのほか、伝統行事や工芸品など地域観光素材の維持・発展につながる旅行も企画していき、地域への持続的来訪を促す。
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