北陸の魅力を打ち出す 富旅協協力会、旅行会員と共同事業
25/05/02
富山県旅行業協会協力会(濱田政利会長=延楽)は3月12日、石川県・山代温泉の瑠璃光で2025年度通常総会を開いた。今年度事業は会員との組織向上に努めることや、送客を目的とした富山県旅行業協会会員との共同事業の展開などに取り組むことを決めた。
濱田会長は24年元旦の能登半島地震に始まり、9月の豪雨、25年に入っての豪雪といった天災に見舞われたことに言及。「能登ばかりがクローズアップされますが、富山県においても沿岸部の液状化現象で建物の倒壊や傾き、亀裂など被害は甚大で復旧にはほど遠い状況です」と述べ、観光面でもっとも影響が出たのは「黒部宇奈月キャニオンルート」であると述べた。
黒部宇奈月キャニオンルートは、黒部峡谷鉄道の終点である欅平と黒部ダム間の約18㌔を結ぶ富山県の新たな観光ルートとして2024年に一般公開される予定だった。濱田会長は「落石などの地震の影響で全線開通は来年以降になると言われていて、残念です」と話した。

インバウンド誘致についても話された総会
北陸新幹線に関しては「北陸3県が1時間で行動できるようになり、インバウンドで北陸が注目されるようになったことで、これからさらに北陸の魅力を打ち出す重要性を感じています」と述べ、大阪・関西万博に来場したインバウンドを誘致したい考えも示した…
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