初の「中部・北陸」開催 ツーリズムEXPOジャパン、4日間で12万7千人来場
日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は9月25―28日、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)でツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2025愛知・中部北陸を開いた。海外82カ国の国・地域、1350の企業・団体が出展、会期中4日間の来場者数は目標の10万人を上回る12万7677人を記録した。
初日の開会式では、TEJ組織委員長で日本観光振興協会の菰田正信会長が開会を宣言。石破茂首相はビデオメッセージで能登復興支援エリアが会場に設けられていることを評価した。

開会式でテープカット
開会式後の記者会見でJATAの髙橋広行会長は、会場に隣接するセントレア(中部国際空港)が開港20周年を迎えることからTEJ開催を機に「セントレアから海外へ行きたくなる機運を盛り上げたい」とし、JATAが主導する「もっと!海外へ」に呼応し「2億円規模のパスポート取得費用を補助し、海外旅行の復活を図りたい」と述べた。
JNTOの蒲生篤実理事長は、併催のインバウンド商談会「VISIT JAPANトラベル&MICEマート2025」について、270社の海外バイヤーが参加することから「訪日旅行市場が地方へ拡大する機会としたい」と意気込みを示した。
TEJ開催地連絡協議会の会長で中部経済連合会の勝野哲会長は「中部・北陸9県の魅力を国内外に知ってもらう絶好の機会」と述べ、行政の枠を越えて中部北陸が連携していくことをアピール。、地域横断的な連携の強化をアピールした。

主催3団体の代表らが記者会見
会見後、今回のTEJスペシャルサポーターを務める女優の瀬戸朝香さんも駆け付け記念撮影が行われた。
業界日のこの日は観光関連事業者をはじめ、全国旅行業協会の二階俊博名誉会長らが会場を見学していた。

国内外からブースが出展
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