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東京都、誰もが楽しめる自然体験ツアーづくりのワークショップ参加者募集

京都は、12月19日にTKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京都新宿区)で開催する「誰もが楽しめる自然体験型観光推進のためのワークショップ」の参加者を募集している。年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが安心して楽しめる自然体験型観光の実現を目指す取り組みで、東京の自然を誰もが楽しめるオリジナルツアーづくりに向けた意見交換やグループディスカッションが行われる。参加費は無料。東京都の「令和7年度 誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業」の一環として実施される。

ワークショップ(イメージ)

ワークショップ(イメージ)

ワークショップ前半では、NPO法人ユニバーサルツーリズム総合研究所の理事長を務める長橋正巳氏と、長年にわたりユニバーサルツーリズムに取り組む専門家でプランニングネットワークの渕山知弘氏(オフィス・フチ)が登壇。両氏は、今年度東京都が実施した八丈島でのバリアフリービーチ・スノーケリング体験、秋川渓谷でのチェアリングや川釣り、SUP体験、大島でのトレッキング体験などを事例に、自然環境におけるアクセシブル・ツーリズムの考え方や支援方法を紹介する。川辺や砂浜、山岳地などフィールドごとに異なるバリアにどう向き合うか、どのような専門機材が支援に有効かといった実務的な視点も解説し、現場で求められる自然体験支援のあり方を共有する。

後半のグループディスカッションでは、参加者が魅力的な自然体験コンテンツのあり方や造成方法を話し合うとともに、東京都内で実施できる自然体験型プログラムのモデルプランづくりに取り組む。今年度のモニターツアー参加者がファシリテーターとして加わり、実際の現場で得た知見を踏まえた助言を行う点も特徴だ。また、自然体験型観光をどのように発信し、どのように販売へとつなげていくかといった効果的な訴求方法についても議論し、東京の自然を活かした体験商品の可能性を参加者全体で考えていく。

同事業では今年度、7月に八丈島でバリアフリービーチとスノーケリング体験を、9月に秋川渓谷で川遊び(チェアリング・川釣り・SUP)を、10月に大島でトレッキング体験を実施してきた。今回のワークショップは、これらのモニターツアーで得られた学びを参加者同士で共有し、今後の自然体験型観光の推進に役立てることを目的としている。

募集対象は都内の旅行業者、体験型観光提供事業者、観光協会などで、定員は20名程度。募集人数を超えた場合は抽選となる。参加費は無料で、申し込みは12月17日(水)まで、案内に記載の申込フォームから受け付けている。

ワークショップ開催概要

日時:12月19日(金)午後2時00分~4時30分

場所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(カンファレンスルーム7D)

対象者:都内の旅行業者、体験型観光提供事業者、観光協会等

募集人員:20名程度(募集人数を超えた場合は抽選)

参加費用 無料(現地までの交通費は参加者負担)

※アイキャッチは、ワークショップイメージ

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