ハイブリッドドローンの開発推進 大韓航空、生産企業とMOU締結
大韓航空はこのほど、ハイブリッドドローン生産システム構築のための覚書(MOU)を、関連企業と締結した。内燃機関とバッテリーを組み合わせたハイブリッドエンジンを搭載した2 時間以上滞空可能なハイブリッドドローンの製造などを行う。業界の活性化を図るとともに、広域監視、緊急輸送など、様々な分野、場面での活用を計画する。
航空機メーカーとしての一面を持つ大韓航空
大韓航空は航空運送のみならず、航空機部品の設計・製造、無人機の製造など、航空機メーカーとしての側面を持っている。1990 年代後半から無人機の開発を開始し、これまでに師団偵察用無人機、中高度偵察用無人機、垂直離着陸無人機、500MD 無人ヘリコプター、低被探縮小型無人機などの製造を行っている。
非可視圏での自動飛行が可能なハイブリッドドローン
ハイブリッドドローンは、主な通信チャネルであるLTE帯域と補助チャネルISM(Industrial Scientific Medical、2.4Ghz)帯域の両周波数を利用することで、可視圏の手動操縦機能だけでなく、非可視圏での自動飛行が可能で、通信・エンジン停止などの緊急時にも安全な場所へ自動着陸ができるものを想定している。
今回の覚書は、当社が独自に開発したハイブリッドドローンをOEM方式(相手先ブランドによる生産)で製造するために、提携企業の製品化に必要な技術支援を行うという内容だ。
「締結を機会に、関連企業の技術開発、雇用創出などを行い、4 次産業で注目されているドローン業界全体の発展に貢献したいと考えている」と同社。
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