“東京オリ・パラ”の年、訪日客受入へ意気込む 東京都ホテル旅館組合が新年懇親会
東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(815軒、齊藤源久理事長=ホテルニューショーヘイ)は1月27日、東京・浅草の浅草ビューホテルで新年懇親会を開催した。組合員133人のほか、来賓として小池百合子東京都知事や国会議員、都議会議員ら、総勢221人が出席した。
開会のあいさつで工藤哲夫理事長代行(中央区・ホテルかずさや)は「いよいよ2020東京オリンピック・パラリンピックの年となりました。皆さんと一緒に訪日されるゲストを暖かくお迎えし、東京の魅力を十分に伝えたい。大会の大成功に向け力を合わせていきたい」と意気込みを示した。
続いて、主催者を代表してあいさつした齊藤理事長は、まず昨年の台風で被災した組合員にお見舞いの言葉を述べた上で「観光にとって、国際関係がうまくいき、地球規模で気候が安定していることが重要だと再認識しています」と話した。
また、オリンピックについては「日本の魅力を発信する絶好の機会です。今、日本のインバウンドは、飛行機で6時間圏の東アジアに頼っていますが、これを8−9時間圏に広げることでインドも入ってきます。日韓問題や新型コロナウイルスの影響で、今年、政府の目標の訪日旅行者4千万人に達しなくても、将来的には4千万人も6千万人も可能になると思います」などと前を向いた。

齊藤理事長
来賓からは小池知事が「いよいよオリンピック本番の年です。都庁のカウントダウンボードは今日、開催まで179日を指していました。皆さまには盛会に向けての協力をお願いします」と呼びかけたほか、宿泊施設のバリアフリーについての都の支援制度を紹介しながら「皆さまの取り組みで、パラリンピック開催がホテル旅館のハード、ソフト面のレガシーにしてほしい」と期待を込めた。

小池知事
- 「男子一人旅」への誘い/下呂温泉・睦館がミドル世代向けプラン(21/01/15)
- コロナ禍の経営課題解決とDX化 全旅連、YOROZUYAJAPANと共同でウェブプラットフォーム導入(21/01/15)
- Go To停止の影響大きく客室稼働率は31%まで落ち込み 京都市内ホテルの年末年始観光動向(21/01/14)
- 東京都 多摩でテレワーク対応ホテルを募集、出勤者7割削減で(21/01/13)
- 宿泊者数は35・2%減、この時点では日本人客回復進む 10月の宿泊旅行統計(21/01/06)