コロナ:都、4月14日から無症状・軽症者の待機用ホテルを公募
コロナウイルスの感染者拡大に伴い、重症者を治療するため医療施設の病床確保が急がれるなか、東京都は4月14日から、感染しても症状のない人や軽症者で回復に向かっている患者の待機・療養施設となるホテルの公募を開始した。
都では4月7日から、医療施設から都が借り上げた東横INN東京駅新大橋前(東京都中央区)に、軽症な感染者の移送を始めているが、1週間程度で予定していた100人程度に達している。そのため、新たにホテル2軒を借り上げ、4月15日から受け入れることにしているが、公募によりさらなる待機・療養先の確保を目指す。
一棟借り上げ、期間は6月末までを予定
都ではウェブサイトで募集するホテルの要件を示し、協力を呼び掛けている。
宿泊施設の要件 ①都内に所在地を有すること②1棟(200室以上が望ましい)の物件でご協力いただけること(複数棟も可)③各居室内には、トイレ、入浴設備、手洗設備、冷暖房設備が設置されていること。
2 運営上の留意点 医療スタッフの配置等医療体制に係る運営業務は都側が行うため、現状、直接、軽症者等と接触する業務は想定していない。
3 借り上げ料 建物(棟)単位で利用する場合の相当額を支払う。具体的な金額は、都と事業者において別途協議の上決定する。
受入期間 おおむね6月末までを予定。
応募受付期間 4月14-20日。
応募は東京都防災ホームページから、提供可能時期やホテルとして対応可能な業務を記載して、メールで行う。
ホテルスタッフと感染者の接触業務はなし
ホテル側で対応可能な業務について、都総務局総務部企画計理課では、「感染者と接触する業務はありませんが、食事の提供やリネン類の交換などの対応があればありがたい」としている。
客室の清掃について同課では、「東横INN東京駅新大橋前では、移送した感染者にフロアを埋めるかたちで客室を提供し、1週間ほどで、退所者を除き全員別のフロアに移ってもらっています。移動後のフロアは都が消毒します。ホテルには、消毒後に客室のリネンの交換業務などをお願いしたいと思っています」としている。
また、食事の提供については、現行は食事を1カ所に用意し、入所者に時間をずらして取りに来てもらう方法が取られていて、客室の前にスタッフが食事を届けることなどは想定していない。
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