日本人宿泊者数は前々年比で60・0%減、緊急事態宣言響く 京都市の5月のホテル宿泊状況
21/06/30
京都市観光協会が発表した5月の市内95ホテルの宿泊状況によると、日本人延べ宿泊者数は前年同月比423・3%増だった。前月に続き大幅な増加となったものの、昨年5月は1回目の緊急事態宣言で大半のホテルが休業していたため。コロナ禍前の前々年同月比では60・0%減と、3回目の緊急事態宣言の影響を受けて前月4月の状態から悪化した。
外国人延べ宿泊客数は同190・7%増。前々年同月比では99・8%減と、ほぼゼロの状態が14カ月続いている。
客室稼働率は4月と比べて3・9ポイント減の16・7%。前年同月からは8・6ポイント増となったが、前々年同月比では66・4ポイント減と苦しい状態が続く。これは国内他都市よりも低い状態だという。
同観光協会では、緊急事態宣言は解除され、ワクチン接種も進むものの、人の移動や経済活動の制限が解除される見通しは不透明で予断を許さない状況が続くとみている。ただ、客室稼働率については、7月には10・9%まで落ち込むが8月には13・7%とやや回復すると予測。緊急事態宣言の解除で宿泊予約の増加が想定され、実際には予測値を上回る可能性が高いと見込んでいる。
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