全旅連、福島県で全国大会を開催 震災から10年の「観光福光」(1)
21/11/12
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、多田計介会長=ゆけむりの宿美湾荘)は10月25日、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズで第99回全国大会を開いた。大会テーマは「東日本大震災から10年 観光福光(復興)絆をありがとう そして未来へ」。
新型コロナ感染防止のため、各都道府県理事長ら約70人の出席にとどめ、組合員にはユーチューブのライブ配信で総会の内容を伝えた。大会宣言では「コロナ禍を乗り越えて持続可能な宿を目指し、絆を強めてより結束を固める」ことを確認し、決議した。
福島県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長で第99回全国大会実行委員会の小井戸英典委員長はあいさつで、福島県での全国大会が59年ぶりの開催であることに触れたあと「東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から丸10年が経過しました。失意のどん底から立ち上がることができたのは全国の皆さまの数えきれない励ましがあったからこそです」と謝辞。その上で「全国の旅館ホテルがコロナ禍で東日本大震災以上の影響を被っている今、あのときの福島、そして東北地方が復興に向かうことができたように、今回の福島の全国大会開催が契機になることを祈念したい」と呼びかけた。
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