淡路島の旬を描く 淡路インターナショルホテルザ・サンプラザ、田中総料理長の鉛筆画
23/05/04
兵庫県の淡路島で獲れる魚や野菜を本物そっくりに描く鉛筆画が話題になっている。鉛筆画を描いているのは洲本温泉の淡路インターナショナルホテルザ・サンプラザ(樫本文昭社長)の田中了介総料理長。
若いころから暇を見つけては鉛筆画を描いてきた田中さん。ある時、ホテル支配人に見せたところ、感動した支配人が120色の色鉛筆をプレゼント。「島の食材を絵にしたら」とのアドバイスを受けた。
後日開かれた島内のイベントでは、ホテルが提供する箱寿司のパッケージを描いた。想像以上に好評を得た。それを知った樫本社長から、料理の配膳時にかぶせる「膳掛け」を描いてほしいと依頼された。2022年からフグや淡路牛、タマネギなど島の特産品など17品を描いた膳掛けを使い始め、宿泊客らが喜び、持ち帰る人も少なくない人気ぶりだ。

田中総料理長が描いた膳掛け
さらに、樫本社長から作品集を作ることを勧められ、23年1月に春はサワラ、夏はハモなど四季折々の食材を入れた作品集「絵心」を完成させた。
田中さんは「淡路の旬を見つめ、心を込めて描くようになったのも、素材への感謝の想いからです。島ならではの味ごよみをお楽しみいただけたら」と話している。
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