温泉旅館「吾汝ATONA」 ハイアットが新ブランド、屋久島・由布院・箱根に展開
24/06/20
ハイアット(米国・シカゴ)は5月27日、初の温泉旅館ブランド「吾汝 ATONA」(アトナ)を2026年以降に屋久島(鹿児島県)、由布市(大分県)、箱根町(神奈川県)の3カ所に開業すると発表した。
古民家を再生したホテルづくりなどを手掛けるKiraku(京都市東山区)との合弁事業として開発する。
吾汝ブランドの開発に特化した100億円規模の不動産ファンド「アトナ・インパクト・ファンド」を立ち上げ、最終的には200億円規模を目指す。
吾汝は「あなたとわたし」の意味。国内外の旅慣れた旅行者をターゲットにしたスモールラグジュアリーホテルで、温泉旅館への滞在を通じて世界の旅行者に日本の地域の自然や文化、食やアクティビティなどを提供する。
客室は広さ50―70平方メートルで、30―50室程度、室単価は10万円程度を予定している。
ハイアット・アジアパシフィックグループプレジデントのデービッド・ユデル氏は「ハイアットは世界の大手ホテルグループの中では一番小さいグループ。だからカスタムメイドに挑戦でき、これまでもホテルの新たなスタンダードをつくってきた。吾汝でハイアットならではの温泉旅館に挑戦したい」と話した。
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