タイ観光は完全に再開 旅行商談会「TTM+2022」開催(3) 質の高い旅を日本へ提案
会場では世界から訪れたメディアにTATの地域担当者が個別のブリーフィングに応じていた。日本のメディアに対してはチューウィット・シリウェーチャクンTAT東アジア局長が応対した。
タイの最新情勢について
1―4月の観光客数はイギリスの7万人を筆頭にドイツ、ロシア、アメリカ、フランスの順です。5月以降はワクチン接種か渡航前の陰性証明でタイへは自由に渡航できるように、さらに入国制限が緩和されましたので世界からの観光客数は急速に回復しています。
一方で日本からは国内の感染状況や帰国時の厳しい水際対策の影響で2万人あまりにとどまっています。日本人旅行者数の確実な予想は難しいですが、2022年中に25万人を目指しています。
日本マーケットへの期待について
TATが重視しているのは観光客の数をやみくもに増やすことより、より効率的に観光業の回復を図るため、消費額の大きな観光客や特に環境保護などに高い関心を持ついわゆる「レスポンシブル・ツーリスト」の訪問を促すことです。
「安いから行く」というイメージではなく、質の高い旅を実現できる観光地としてのブランド化を進めています。タイには多様な趣味やライフスタイルをより豊かにする質の高い観光素材がたくさんあります。ヘルス&ウェルネス、スポーツ、文化、歴史、自然、スピリチュアルといった分野のほかにも、伝統的価値や知識にイノベーティブな創造性を加えることで新たなタイの魅力を知っていただくことが可能だと考えています。
ワーケーションや日本でも人気のタイのBLドラマのファン、日本国内にお住まいの外国人にも目を向けていきたいと思っています。
タイ観光の強み
あらゆる観光客の期待や要望に応えることができる観光商品やサービスのクオリティの高さと多様性です。このことが世界各国からバランスよく観光客が訪れている理由になっています。
コロナ禍で旅行者の関心が高い感染症の予防措置についてはSHA(健康安全基準)の取得を観光業界に徹底しています。これによりタイ滞在中に安心して旅行をお楽しみいただけます。
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