【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人石川県旅行業協会 会長 越原裕一 氏
謹んで新春のお慶びを申しあげます。
昨年は、能登半島地震という未曾有の大災害に見舞われ、私たち石川県旅行業協会会員一同、深い悲しみと落胆の中にありました。能登地域の会員には、津波で家屋や会社が流失した者、地震で家屋が全壊・半壊した者など、被災者が大半を占めており、事業継続は極めて困難な状況に陥りました。
また、石川県内その他地域においても、地震の影響は甚大であり、観光客の減少による経済的な打撃は、県内すべての観光業に及びました。
懸命な復興努力が地域の方々と多くのボランティアによって続けられ、ようやく光が見えてきた矢先、今度は洪水被害が発生いたしました。度重なる困難に、言葉もありません。
しかし、このような厳しい状況下でも、私たちは決して希望を捨てることはありません。全国の旅行業者の皆様、そして全国の皆様から寄せられた温かいご支援と励ましに、心より感謝申しあげます。皆様のご支援があったからこそ、私たちは再び立ち上がり、前を向くことができます。
昨年は、地震に加え、依然として続くコロナ禍の影響など、アウトバウンドを主な業とする会員にとってはまさに受難の年でした。しかし、私たちは、全国の皆様からのご支援を力に変え、この苦境を乗り越える勇気を得ることができました。
来るべき年は、「観光の実で能登の復興を!」をキャッチフレーズに、情熱を持って能登地域と石川県全体の観光活性化に取り組んでまいります。能登復興ツアーや地震から学ぶツアーなどを皆様に提供できるよう鋭意計画を進めております。そのためにも、皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申しあげます。
結びに本年が皆様にとって輝かしい一年となりますよう心より祈念申しあげ、年頭のごあいさつとさせていただきます。
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