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施設協会でいきなりの大役

社団法人国際観光施設協会(以下「施設協会」)に入会したのは1991年春ごろ。常務理事の友田仁さんに連れられた私を待っていたのが、副会長の柴田陽三さん(観光企画設計社社長)、加藤寛二さん(翼建築設計事務所社長)という、お二人とも後に会長になられたホテル、旅館設計の大御所でした。

その場で、運輸省から要求された「外国人観光客のための宿泊施設に関する調査研究」の報告書を91年度中にまとめねばならない、それをお願いする、執筆者は会員に限定されるので、佐藤さんに会員になってもらった、また別件として、協会の機関誌「観光施設」の編集をお願いしたい、というお話をいただきました。

そして協会の11委員会のうち、5つの委員会に入れられました。とにかくがんばるしかありません。

外国人観光客のための宿泊施設整備のあり方を、ハード面、ソフト面で調査、提言した報告書は、215ページにのぼりました。

協会内外10人の専門委員会、協会内の外客施設調査特別委員会ホテル部会・旅館部会17人が参加して、国内ホテル旅館の実態調査、都内主要シティホテルの総支配人十数人の意見を聞く懇談会、欧州5カ国の格付け基準調査等々に基づいて、ホテル、旅館の望ましいあり方と基準案を92年3月に間に合わせて一冊にまとめたのです。この報告書は、後の国際観光ホテル整備法の改定資料として活用されました…

(佐藤陸雄=元リーコ代表取締役)

(トラベルニュースat 2022年12月10日号)

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