観客力一本勝負コラム

「DAU.ナターシャ」 度肝抜かれる映画製作手法!ソビエト暗黒史描く
見てもいない映画について語るのはファウルプレイだと思うが、こちらの体調が万全ではなく、またコロナでの自粛でもあるので、なかなか映画館に足を運べない。 しかしながら、この映画について、ここに記しておきたい。途方もないスケールで映画が作ら...

「第55回スーパーボウル」 25歳対43歳、QB対決の結果は?
コロナで街歩きができない。 観客力など発揮しようもないので、本当に困った事態が続いている。 まあ、憂さ晴らしはテレビでの競技観戦くらいしかないか、という感じ。 だから、2月7日(日本でのリアルタイム中継は8日午前中)のアメ...

「アメリカシネコンチェーン」 街角文化としての映画の終えん?
若いころ、といっても僕が社会に出た昭和50年代初めから昭和の終わりくらいまでの「のどかな」時代のことだが、都会のあちらこちらに映画館が散在していた。華やかなロードショーの映画街は別に、ふとしたところに二番館、三番館、名画座などがあった。エロ...

「『週刊文春エンタ!』を読む」 文化を感じない!いまのエンタメ事情
このところ自信喪失というか、このまま観客力を続けてもいいのか、というのは大げさにしても、コロナがきっかけでもないと思うが、エンタテインメントシーンの変ぼうぶりに戸惑っている。 というのも、週刊文春編集部が毎年年末になると刊行するローソ...

「江戸川乱歩居宅跡記念碑建立除幕式」 乱歩さんをめぐる記念碑合戦が勃発!
日本の探偵小説を創った人が江戸川乱歩さんであることはよく知られているが、その乱歩さんが伊勢の人なのか、名古屋の人なのか、という綱引きがいつの間にか始まっていた。 この10月30日に名古屋市の繁華街、栄の一角、広小路交差点に江戸川乱歩旧...

「アガサ・クリスティーの世界」 「コト」に飢えている国民? イベント完売
9月3日にスタートしたばかりの帝国ホテルのレストラン企画『アガサ・クリスティーの世界を味わう 英国アフターヌーンティー』が予約開始早々から、イベント終了時の10月31日の分まで、休日、平日問わず、全席完売。 これにはちょっと驚いた。 ...

「歌舞伎座」 5か月ぶり興行再開、初日の客の入りは?
このコロナ禍で苦境に立たされている代表が観光と外食産業と言われているが、もっと厳しいのは劇場、興行の世界だろう。 先日、歌舞伎座が再開した。座席数を半分にし、大向こうの掛け声なし。拍手のみなどのルールをお客に科している。 料金が...

「『旅行産業論』特別授業」 デジタルデバイドの僕だってZOOM体験
大学を辞したのが昨年の3月。やめた時は、少し未練が残って、あと2、3年やらせてもらえないかな、と思っていたのだが、一年経って、昨年定年になって本当に良かった、と宗旨替えしている。 というのも、やめて一年、新型コロナウイルスで世の中がこ...

「ブルーインパルスの編隊飛行」 不断の訓練がなせる業、エールフライトに拍手を!
なにせイベントというものが行われていないのだから、観客力もテレビ鑑賞以外発揮できないものかと思っていたら、思いがけない大空のショーが見ることができた。 5月29日、ブルーインパルスの東京上空、編隊飛行があった。名目は新型コロナと戦って...

「駅ピアノ」「空港ピアノ」 何気ない風景に心休まるドキュメンタリー
ちょっとした病で、入院生活を余儀なくされたので、連載1回分、お休みさせていただいておりました。無事、退院できたので復活というわけだけれど、さて、困った、「観客」になりに行くイベントも劇場も何もない事態! 第一、なるべく家から出るな、と...