講演と判りやすい見出し
「旅館・ホテル活性化のキーワード」の関連として「観光地活性化のキーワード」も書いてみた。たまたま「日本洞穴サミット」という鍾乳洞を持つ全国自治体の首長らが年1回意見を交わす行事が99年10月、高知県の龍河洞近くで開催するので、そこで講演をとの話があり、早速これを活用。キーワードの羅列だけの資料配布だが、役立った。
その際に、外国の地底湖の例として、スペイン・マジョルカ島のドラック洞窟と、ツチボタルで有名なニュージーランドのワイトモ鍾乳洞の体験話も紹介。特にドラック洞窟は、地中海に行ったらぜひ体験してほしい大規模地底湖である。
せっかくの縁ができたので、観光鍾乳洞研究の第一人者である洞穴学会副会長の山内平三郎先生に、国際観光施設協会情報誌「観光施設」に「洞穴観光のすべて」を6回にわたってユニーク記事を連載していただき編集長の仕事に役立てた。
「観光地活性化のキーワード」はその後、栃木県観光課に依頼された講演のタイトルに使用。
99年11月最終土曜日から12月まで連続3週間の土曜日午後(合計3日)に、石川県加賀市文化会館で、加賀温泉郷活性化協議会主催の講演会「旅館大学院」(サブタイトル=温泉旅館に未来はあるか)が開催された。
講師は私一人である。9月に電話をいただいて、代表で上京された旅館経営者の方とホテルで打ち合わせして、打ち合わせ通り、9月末に講演の項目と小見出しをFAX送信した。いつも見ていただくとおりの何の変哲もない表現の小見出しの羅列である…
(佐藤陸雄=元リーコ代表取締役)
(トラベルニュースat 2024年5月10日号)
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