江戸から続く建築文化都市・金沢 市長が東京で魅力熱弁/石川
石川県金沢市は10月17日、東京・銀座のホテルモントレ銀座で観光説明会、「ダイニングギャラリー銀座の金沢」で交流会を開いた。旅行会社やメディア関係者などが出席した。
説明会ではオープニングの金沢芸妓の舞いに続いて、山野之義・金沢市長が1時間にわたり金沢の魅力に熱弁をふるった。山野市長は真っ先に伝統文化としての花街に触れ「今日、東茶屋で芸妓さんが1人デビューします。金沢市で芸妓が増えているのは、嬉しいことです」と紹介した。金沢市には東、西、主計町と3つの花街が、風情豊かに残っている。
歴史都市としての金沢らしさに徹底的にこだわった観光政策に力を入れてきた山野市長。今年の説明会では、金沢の建築文化の発信に力を入れていた。
大きな自然災害や戦災のなかった金沢市には藩政時代からの建築物も多く残り、今でも江戸期の古地図を見ながらまち歩きができるという。
2016年11月には市に寄贈された茨木町の古民家を改装し金澤町家情報館を開設。ここでは市が古民家継承を後押しする施策として持っている、古民家を借りる、貸す、修繕する、住むといったことを応援するメニューを発信している。
建築ツーリズムでは徒歩やバス、自転車を使った建築物めぐりのマップなども充実させている。
また、09年には著名な建築家で、金沢市の鈴木大拙館の設計者でもある谷口吉生氏の設計で、建築文化拠点施設が寺町に建設されるなど、建築文化都市を推し進める事業が展開されている。
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