JTB、鹿児島県大崎町と連携協定を締結 循環型地域経営モデルを視察・教育旅行コンテンツ化
21/09/06
JTB(山北栄二郎社長)は9月3日、鹿児島県大崎町(東靖弘町長)と地方創生に関する連携協定を締結した。町内に同社のサテライトオフィスを開設し、同町が進める循環型地域経営モデルの視察など観光振興による交流人口創出をはじめ地域活性化を推進。持続可能なまちづくりにつなげていく。
両者はJTBのふるさと納税ポータルサイト「ふるぽ」を通してふるさと納税の活用に関して協力してきたが、今回の協定締結はそれをさらに強化。「SDGs未来都市」として取り組みを進める同町のリサイクルシステムをフックに交流人口・関係人口の拡大、ふるさと納税を活用した町の活性化による雇用創出するなどに取り組む。

東町長と、
スクリーン内は森口浩紀・JTB地域ソリューション事業部長
具体的には、住民によるリサイクルや生ごみの堆肥化など低コストの廃棄物処理システム「大崎システム」を循環型地域経営モデルの視察コンテンツとして開発。企業・団体の視察研修や教育旅行を誘致するほか、観光素材を発掘、磨き上げに周辺自治体と連携して展開する。
また、町内にサテライトオフィスを設置し、地元産品の生産者との連携を強化。産品を開発し、ふるさと納税に限らない販路の拡大を支援する。ふるさと納税についてはコールセンターやクリエティブセンター機能を整備し雇用創出につなげる。
旅行業 の新着記事
- 「食×農×観光×文化」で持続可能な観光地づくりへ協業 JTBと弘前市、包括連携協定を締結/青森(25/07/14)
- 前年比1・2%増の310億3800万円 KNT―CT・5月の旅行取扱(25/07/13)
- 小谷野・日本旅行会長らが受賞 今年の「JATA会長表彰」(25/07/12)
- 海外・国内とも売れ行き好調―国内は話題豊富な沖縄・大阪が人気 HIS・夏休み旅行予約動向(25/07/10)
- 万博の近畿好調も需要はやや弱め 阪急交通社・夏休み動向(25/07/09)