ラグジュアリーな旅を タイ政府観光庁、東京で商談会開く
タイ国政府観光庁(TAT)は5月18日、東京・日比谷の帝国ホテルに旅行会社を招き、ラグジュアリーな旅行にフォーカスした観光説明会と観光商談会を開いた。
ラグジュアリーをテーマにするのは昨年に次いで2年連続。TATからはランチュアン・トーンルット東アジア支局長が出席し「今回はホテル、リゾート、クルーズ、レストランなどプレミアムな滞在を提供できる22社と一緒に来日しました。上質に加えてタイならではの体験や生活文化についての情報を提供したい。なかでもタイの食を深く体験していただくガストロノミーツーリズムは強力にマーケティングを進めています。商談会では新しいビジネスパートナーの発見に期待しています」と話した。

あいさつする
ランチュアン東アジア支局長
2017年、日本からタイへの旅行者数は前年を7%上回る154万人で、旅行収益は2200億円と、中国、韓国に次ぐ送り出し市場となっている。日本の好調な訪タイ旅行市場を加速させようと、2年間閉鎖していたTAT福岡事務所の再開に向け準備をしていることも紹介した。
より具体的なマーケティングについては、TAT東京事務所の藤村喜章マーケティングマネージャーが説明した。それによると18年の訪タイ旅行者数の目標は165万人。従来、男女別旅行者の内訳が7.5対2.5程度と男性に偏っていることや、初めての旅行者が2割程度と少ないことを課題としてあげ、タイへの女子旅と初めてのタイ訪問が期待できる学旅のイメージ戦略や誘致に力を入れていることを紹介し、旅行商品の造成を要請した。
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