キャラバン来訪 はじめまして「VISITはちのへ」です
VISITはちのへ(青森県八戸市)の馬場正泰さんと鹿原美奈さんが2月27日、本紙東京オフィスを訪れ、2019年4月に発足し、8月に日本版DMOに登録された同法人の概要や、エリアの観光情報などを紹介し、来訪を呼びかけた。

鹿原さんと馬場さん
VISITはちのへは、八戸圏域の8つの市町村(八戸市、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村、おいらせ町)や、関連観光団体により発足。観光客の増加や地域産品の販売促進に取り組んでいる。
今年2月には周辺DMOと共同で、イギリスとフランスのメディアを招いてプレスツアーを実施するなど、インバウンド誘致にも取り組む。ツアーでは隣町にある十和田湖や八幡平と、八戸エリアを組み合わせた5日間と6日間の行程を体験してもらった。
八戸エリアは太平洋に面していて、このツアーだと山と海、国立公園の自然と八戸という地方都市観光と、バラエティに富んだプログラムが組める。
菊の花味噌汁やキリストの墓、そして合掌土偶も
まちなか観光なら、八戸駅周辺に8つの横丁が集まる「横丁エリア」や、陸奥湊駅周辺や館鼻岸壁の朝市には300以上の店が並び、ローカルな食文化が体験できる。汁物に名物の南部せんべいを入れるせんべい汁があり、食用菊の花を入れた味噌汁は普通に食べされているそう。
お2人からは、「八戸の横丁エリアは、仙台の国分町に引けをとらない規模と賑やかさです」と驚きの証言も。
ウミネコの繁殖地として知られ、国の天然記念物に指定されている蕪島や、自由の女神像(おいらせ町)、キリストの墓と大石神ピラミッド(新郷町)という、「なぜここにあるんだ」と思わせる不思議な場所があるのも八戸エリア。
世界遺産登録を目指している、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の是川遺跡があり、是川縄文館には3500年前のものとされる国宝、「合掌土偶」が展示されている。
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