地元に食で元気を 戸倉上山田温泉、旅館など温泉街連携でデリバリーサービス/長野
20/05/12
長野県千曲市の戸倉上山田温泉では、食のデリバリーサービス「温泉イーツ」をスタートさせた。地元旅館や食事処、商店、タクシーらが連携し、テイクアウトを協業。コロナ禍に悩む地元温泉街と住民に食の楽しみを提供する。
同温泉街では新型コロナウイルス感染拡大で例にもれず観光産業はストップした状態。昨年の台風19号による被害に追い打ちをかけ、温泉街各店舗が厳しい状況に追い込まれている。
そんな現況を憂いた地元旅館らが、苦境を打破しようと立ち上がった。亀清旅館のタイラー・リンチさんを実行委員長に取り組みが始まり、こんなときこそ地元の人に食を楽しんでもらい活気づけようと、「温泉イーツ」を企画した。
「温泉イーツ」のコンセプトは「行楽を届ける」。食事処や商店が拠点である旅館に注文品を持ち込み、注文先をまとめて地元タクシーに持ち込み配達する仕組み。5月6日からウェブと電話で注文受け付けを始めた。「行楽」の意味から配送日は毎週金・土曜、千曲市と坂城町をエリアに、料金は500円で配送する。
今後は加盟店の増強に取り組み、サービスの魅力向上につとめる。まとまりのある温泉地だからこそのサービスで、地域に元気を与えていく。
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