富山市 30店で顔認証決済を実施中、旅行者に体験呼びかけ
20/10/22
富山市は10月1日から、「顔認証」決済の社会実験を市中心部と北前船の寄港地として日本遺産に認定されている岩瀬地区の飲食店や観光施設30カ所で行っている。2021年3月末まで。
より自由に観光や買い物ができる環境づくりとともに、ウィズコロナで接触しないことへのニーズに対応する。
スマートフォンから専用サイトで顔とクレジットカード情報を登録すると、各施設での支払いが設置されたタブレット端末に顔を向けるだけで完了する。レジで現金やクレジットカードを出すことも、スマートフォンをかざす必要がない。
これまでに顔認証登録した人は200人ほどにとどまっていて、利用者の拡大が課題になっている。
市では「初めての体験で面白かったとか、たくさんの買物で両手がふさがっている時に、顔を向けるだけで支払いができてよかったなど、体験いただいた方には概ね好評です。多くの人に顔認証技術による決済システムの利便性を体感してもらいたい」と話し、Go Toトラベルなどで富山市を訪れる観光客にに利用を呼びかけている。
実証実験では顔認証決済の観光動向に及ぼす影響についても検証することにしている。
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