泉佐野市、NECと観光地域づくりで連携協定を締結 第1弾はシェアサイクルサービスの実証実験/大阪
21/07/19
大阪府泉佐野市(千代松大耕市長)とNEC(森田隆之社長)はこのほど、「持続可能な新しい観光地域づくりに関する連携協定」を締結した。観光に関する行動データを活用し、地域観光の活性化を図る。
連携による第1弾の取り組みとして、7月から観光情報の配信とシェアサイクルによる観光サービスの実証実験を実施。市内4カ所にシェアサイクルの駐輪ポートを設置、利用時の位置情報から観光情報をスマートフォンに配信し、得られた属性や行動データから、リピーターの創出やファンの拡大といった観光の課題解決、観光活性化施策の立案につなげる。

シェアサイクル駐輪ポートのイメージ
将来的にはインバウンド誘客につなげることも見据えるが、まずは今年度は関係者を対象に実証実験を実施。国内の一般利用者については来年度以降のサービス提供を予定している。これにより市内周遊や滞在時間増進を目指す。
大阪府や府内の市町村、企業、大学などでつくる「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」が観光をはじめ地域の課題解決に向けた取り組みを進めるなか、NECが「インバウンド・観光の再生」分野のプロジェクトコーディネーターを担当していることから今回の協定締結につながった。
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