JTB シンガポールツアーの販売を強化、政府観光局と力合わせ
JTBとシンガポール政府観光局は5月19日、東京・丸の内のアスコット丸の内東京に観光関連メディアを招き、「2023年海外旅行復活年 シンガポール販売拡大キックオフパーティー」 を開いた。コロナ感染症の5類移行を受け、海外旅行先としてのシンガポールの魅力や両者による誘客に向けた取り組みを紹介した。
JTBは2023年を本格的な海外旅行復活の年にしようと、まずは重点方面として日本人になじみのあるハワイ、シンガポール、ヨーロッパ、グアム、台湾、オーストラリアを設定し、ツアー造成や販売に集中している。
キックオフパーティーでJTBの藤原卓行執行役員仕入れ商品事業部長はシンガポールについて、「清潔やクリーンなイメージがアフターコロナで日本人に受け入れられやすく、ホテルや食の質も高い。ファミリー層に人気があることや、シンガポール政府観光局がアクティブシニアの需要開拓に意欲を示していることもJTBのツアー展開に合致している。コロナ禍を経ても、お客さまにシンガポール旅行を自信を持って提案できる社員がいることも強みだと考えています」と話した。

タン局長
また、シンガポール政府観光局のセリーン・タン北アジア局長は「日本人の本格的な海外旅行が再開することにわくわくしています。今年、日本からシンガポールへの旅行者は2019年比で4割程度ですが、今こそペースを加速し巻き返しましょう。できる限り協力します」と期待した。
2023年の1-4月のシンガポールへのインバウンドは、全体では2019年比で64%まで回復しているのに対し、日本からは38%と遅れが目立っている。
JTBの楠山賀英仕入商品事業部海外商品企画部長は「ダイナミックパッケージでホテルや現地での過ごし方などを自由に選べるルックJTBマイスタイルと、海外旅行再開に備え政府観光局と1年かけて造成した旅物語を主要ツアーとして、店頭とネットで販売促進に取り組みたい」と意欲を示した。
- 奈良・興福寺とJR西日本「まほろば」のお香を販売(25/12/05)
- 越前鳥の子紙や大津祭が追加 ユネスコ無形遺産(25/12/04)
- 瀬戸内ゴールデンルート 淡路島観光連盟、大鳴門橋自転車道開通で構想/兵庫(25/12/03)
- 歩く旅の道「宮城オルレ」 宮城県、トレイルの魅力を発信(25/12/03)
- 千葉・飯沼本家が語る地域発の成長モデル、伝統酒蔵を変えた“シンプルな組織論”(25/12/02)










