ほろ酔い日本酒モノレール 島根県の地酒と肴で大阪モノレール貸切
大阪モノレールと島根県は9月7日、「大阪モノレールの日本酒列車・ご縁の国しまね」を運行した。大阪府吹田市の万博記念公園駅を発着点とし、大阪空港駅―門真市駅の全線を貸切で走るもので、車内では島根県の地酒が振る舞われたほか安来節など郷土芸能が披露された。昼間と夕方に2便運行し、いずれも130人の定員が満員の盛況だった。
万博記念公園駅では駅構内に安来市や大田市の観光物産展を展開。特設ステージを設けて安来節保存会関西支部による「安来節」の実演などのイベントも行われた。
4両編成のモノレール車内では、各車両の中央部にテーブルがセットされ、乗り込んだ直後から「月山」「天穏」など地酒を乗客同士酌み交わした。やすぎどじょうや赤天、石見ポークといった島根県の郷土料理を詰め込んだ弁当や、あご(トビウオ)のちくわなど酒の肴もふんだんに用意。島根県出身のプロ野球解説者・梨田昌孝さんのサインボールが当たるじゃんけん大会など島根一色で、ほぼ初対面の乗客同士が盛り上がっていた。
途中、通常運転では体験できない門真市駅の引き込み線の乗車ができたり、門真市駅と大阪空港駅ではトイレ休憩の時間も設けられていた。
京都から参加した女性は「お酒も料理も美味しくいただきました。モノレールに乗るのは初めてで、景色がきれいに見えてよかったです。島根県にも行ってみたくなりました」と話していた。
大阪モノレールでは各県とコラボした日本酒列車を運行しており、10月12日には岡山県のイベントを予定している。
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