組織の自浄化と透明性
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の専務理事が補助金不正受給に関与した疑いで逮捕されるという事態が発生し、業界に大きな衝撃を与えた。日々誠実に事業運営に取り組む全国の組合員にとって深い憂慮を抱かせる出来事して注目を集めている。
本人自体が逮捕されているため詳細はわからないとはいえ、こうした局面だからこそ組織の真価が問われる時といえるだろう。全旅連の井上善博会長は「報道されている事実以上のことは知り得ていない。警察の捜査の進捗状況を見守っているところ」と話しているが、今回の危機を契機に透明性を高めてガバナンスを強化することは、組織を次の時代へと進化させる重要な一歩になる。組織が自浄能力を発揮し、健全で持続可能な運営体制を確立することを期待したいところだ。
実際に会員からも徹底した自浄能力の発揮や事実の共有と組織の再生、前向きに困難を乗り切ることを優先してほしい、といった声が挙がっている。
観光産業を取り巻く環境が大きく変化するなか、業界団体の役割はますます重要になっている今だからこそ、組織改革を後ろ向きな危機対応と捉えるのではなく、未来志向の「再出発」として位置付けて取り組んでほしい。
(トラベルニュースat 26年2月25日号)
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