SAKE47初開催 日本の酒造りを若年層、海外に発信/大阪
日本酒や焼酎、泡盛など日本の「伝統的酒造り」が12月上旬にもユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになった。500年以上の歴史を有する伝統的酒造りだが、若年層の飲酒離れや人口減少で国内市場は縮小傾向にある。一方で、海外向けの輸出量は増えており、日本の酒造り文化の継承にとって海外市場は存在感を高めている。
そうしたなか10月12―13日、大阪市北区のグランフロント大阪うめきた広場で「SAKE47」と銘打ったイベントが開かれた。全国47都道府県の日本酒・焼酎・泡盛・国産ウイスキーの酒蔵から人気銘柄の利き酒や商品の販売を行ったもので、食や音楽も絡めて日本の酒文化を発信した。
イベントは、KANBEE INTEL(本社・京都市、山本兼嗣社長)とジオード(本社・大阪市、門上武司社長)の民間2社を中心にコンソーシアム形式で実行員会を形成。今回初めて、47都道府県の酒蔵による美食と音楽を楽しむニッポンのSAKE祭典として開催した。
会場には全国の酒蔵のブースが並び、ステージでは音楽ライブが繰り広げられた。思いのほか若い人の来場が多く、実行委員会広報担当ディレクターの田村憲一さんは「初めての試みでしたが、お越しいただいた皆さんが楽しんでいるのでほっとしています。同様のイベントは東京でも予定しています。日本産酒類を海外の方々にもっと飲んでいただけるようSAKE47プロジェクトを進めていきます」と話していた。

47都道府県の酒蔵ブースが並んだ
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- 越前鳥の子紙や大津祭が追加 ユネスコ無形遺産(25/12/04)
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