団体客誘致を推進 下呂温泉観光協会、地域経済活性化へ舵/岐阜
25/08/08
岐阜県・下呂温泉観光協会(瀧康洋会長=水明館)の通常総会がこのほど水明館で開かれ、回復が遅れている団体客を積極的に獲得していく方針が示された。
下呂温泉の2024年度宿泊客数は前年度比4・0%増の100万1852人で、5年ぶりに宿泊客数が100万人を超えた。ただ、その内訳を利用交通手段からみると鉄道27万849人、自家用車64万9260人と、いずれも1割以上増えたものの、バスは6万9634人で2割弱減少。堅調な個人客に対して団体客の回復が遅れていることが浮き彫りになった。
総会で瀧会長は、宿泊施設での飲酒に伴う酒販など地域の取引業者の経営安定のためにも団体客を取り込む必要があると強調。「地域全体が個人客だけを追いかけていては地域にお金が落ちず経済効果が得られない、旅館だけが生き残ればいいという話ではないので、今年度は団体客の獲得に注力したい」と語った。

下呂駅を「下呂温泉駅」に改名する運動に
取り組むことも決議した総会
インバウンドの宿泊者については、19年度は33カ国が下呂温泉に来訪し、現在は30カ国まで回復。閑散期のインバウンド比率が10%から20%に増え、7万人に達した…
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