17%増で1兆円超に 1―3月期の訪日客消費
18/05/08
観光庁が発表した1―3月期の訪日外国人旅行者の消費動向調査結果(速報)によると、訪日外国人全体の旅行消費額は前年同期比17.2%増の1兆1343億円だった。中国や韓国の消費額アップが全体を押し上げ、1―3月期として初の1兆円超えで過去最高額を更新した。
訪日外国人の日本国内での1人あたりの旅行支出は、同0.6%増の14万8891円。1人あたり最多支出国はオーストラリアで、同4.5%増の25万1千円。2位はベトナム、3位は中国だった。
国・地域別の旅行消費額は、1位が中国の4391億円、2位が台湾の1495億円、3位が韓国の1476億円。以下、香港、米国、オーストラリアと続き、上位5カ国で全体の76.9%を占める。
費目別では、買い物代34.9%、宿泊料金27.9%、飲食費20.5%の順。前年同期比で構成比をみると買い物代が縮小、宿泊料金や飲食費の構成比が拡大した。国・地域別の費目別消費額では、宿泊費は欧米豪で高く、宿泊費・娯楽などサービス費はオーストラリアがトップ。買物代は中国の11万1千円が最も高い。
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