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天災影響から持ち直すも微増に 10月の訪日外客数

日本政府観光局(JNTO)によると、10月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比1.8%増の264万1千人だった。前年を約4千万人上回り、10月単月の過去最高を更新。相次いだ天災の影響で5年8カ月ぶりの前年割れとなった前月からやや持ち直し前年からプラスになったものの、春先の水準にまでは戻りきっていない。

これで今年ここまでの累計は同9.7%増の2610万9千人。年間3千万人超えは確実な情勢だが、11、12月での盛り返しが期待される。

10月は韓国、台湾、香港で昨年は10月上旬にあった休暇が、今年は9月下旬だったことも影響し前年割れに。一方でクルーズ船需要やプロモーションの効果もあり欧米豪が好調だったことで全体としてはプラスになった。市場別では16市場で10月単月の過去最高に。

韓国は休暇がずれたことに加え北海道胆振東部地震の影響も残り、同8.0%減の57万1千人と4カ月連続の減少。中国は7.8%増の71万5千人と盛り返した。天災の影響は限定的という。

JNTOは11月について、北海道の観光復興キャンペーンの展開などを通して早期の需要回復を図りたいとしている。

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