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5月の訪日外客数、277万3千人 伸び率鈍化も5月単月過去最高

日本政府観光局(JNTO)によると、5月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比3・7%増の277万3千人だった。伸びはやや鈍化しているが2018年5月を9万8千人上回り、単月としての過去最高を更新した。

新規就航・増便などプラス要因と、東アジア市場での訪日旅行商品の価格高騰や国内観光地の混雑などのマイナス要因が相殺する格好だが、前年からプラスを確保した。

市場別では、インドが単月として過去最高を記録。そのほか中国やタイ、米国など14市場が5月単月の過去最高となった。欧米豪が全市場で前年同月を上回る好調ぶり。アジア市場は中国やマレーシア、ベトナムが2ケタの伸びを示した一方で、韓国や台湾、シンガポール、マレーシアが前年割れとなるなど、好不調が市場によって二極化した月となった。

韓国は同5・8%減の64万人と減少が続く。中国やベトナムなど海外訪問先の多様化の影響があるようだ。反対に中国は13・1%増の66万9千人と好調。航空座席供給量の増加や、1月から始まった個人査証の発給要件緩和の効果が大きい。

今年5月までの累計は同4・2%増の1375万4千人。

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