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東北への訪日宿泊客が19年は156万人泊に 復興の取り組み奏功し目標前倒しで達成

3月11日、東日本大震災の発生から9年を迎えた。復興の道はまだ半ばだが、あらゆる面で取り組みが続けられている。観光においても、このほど観光庁がまとめた2019年の宿泊旅行統計調査の速報値において、東北6県の外国人延べ宿泊者数が155万8千人泊となり、政府が定めた目標を1年前倒しで達成。「TOHOKU」の名は観光地として世界へ響き、東北の観光復興は着実に前進している。

東北6県の外国人延べ宿泊者数は震災発生前の10年は505万人だったが、震災発生の11年は184万人にまで落ち込んだ。そこから国・地域・民間協働による観光復興への取り組みを展開。19年は対前年比21・0%増の155万7910人泊にまで増加、政府が今年20年に150万人とした目標を1年早く突破した。この数字は震災発生前の3倍にもなる。

日本政府観光局は東北地域主体の多言語ホームページの整備や滞在プログラムの開発、官民一体のトップセールスや訪日プロモーションが、国際定期便の新規就航やチャーター便の増加、誘客につながったとしている。

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