沖ノ島が世界文化遺産に 除外勧告覆し全資産が登録
17/08/23
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が7月9日、ポーランドのクラクフで開かれ、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を世界文化遺産に登録することを決めた。日本の世界文化遺産登録は5年連続で、これで17件目。
日本が推薦していた8資産すべてが登録。事前にユネスコの諮問機関が除外を勧告していた4資産も”逆転”で登録が決まり、地元では喜びの声があがった。
宗像市の沖ノ島は玄界灘に浮かび、4―9世紀の大陸との交流や自然数崇拝に基づく古代祭祀にまつわる遺産がほぼ手つかずのまま残る。いまだに女人禁制の島ということでも知られる。
構成資産は、沖ノ島の宗像大社沖津宮、周辺の3つの岩礁、除外を勧告されていた本土側の宗像大社沖津宮遥拝所や中津宮など神社・古墳群。

本土の沖合にある大島の
宗像大社中津宮も登録が決まった
観光行政 の新着記事
- 今年の観光関係功労者国土交通大臣表彰、旅館業や旅行業などから21人が受賞(25/04/28)
- 所長に金子氏が就任 世界観光機関アジア太平洋地域事務所(25/04/17)
- 「日本の食」で地方誘客 観光庁、ガストロノミーツーリズム推進事業を公募(25/04/16)
- 観光庁、「能登半島地震からの復興に向けた観光再生支援事業」17件を採択(25/03/22)
- 文化庁、4月11日まで「全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」を公募(25/03/21)