訪日客消費5兆円超へ施策展開 観光立国推進閣僚会議、「インバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージ」を決定
22/11/08
岸田文雄首相を主宰とする観光立国推進閣僚会議は10月28日、会合を開き、「インバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージ」を決定した。訪日外国人客の消費額5兆円超の達成に向け、関係省庁の施策と連携しながら展開していく。
同パッケージは、特別な体験の提供▽大自然の魅力を活かした新たな体験の提供▽イベントをフックとした誘客の促進▽戦略的なプロモーション、CIQ等の受入環境整備―の4本柱で施策を実施する。
「特別な体験の提供」では、姫路城天守閣の限定公開など各地で期間限定企画などを推進。「大自然の魅力を活かした新たな体験の提供」ではアドベンチャーツーリズムなど新コンテンツを磨くほか、国立公園の観光活用などについても深化を図る。
「イベントをフックとした誘客の促進」は、地域への誘客策として観光とアートやスポーツ、テーマパークイベントなどを活用。「戦略的なプロモーション―」は日本の観光の再始動を戦略的に発信するほか、受入環境の整備も推し進める。
これら4本柱は各地の魅力を世界に発信する観光庁の「観光再始動事業」をはじめ各省庁が設定する施策を絡めて展開する。

天守閣を限定公開する姫路城
観光行政 の新着記事
- 「影響の予断は控える」中国の渡航自粛 観光庁・村田長官が会見(25/11/28)
- 9・0%増の8兆536億円 日本人旅行消費・7―9月期(25/11/25)
- Googleサービス活用を学ぶ 日観振が12・1月にオンラインセミナー(25/11/22)
- 金子国交相「持続可能な観光立国実現」 地方誘客とオーバーツーリズム両立へ(25/11/14)
- 国交副大臣に佐々木氏、酒井氏が就任(25/11/14)










