GW10連休効果大きく、国内旅行はプラス値に JATAの6月期旅行DI
日本旅行業協会(JATA)の6月期(4―6月)旅行市場動向調査の結果によると、国内旅行の景気動向指数(DI)は4で、前期(1―3月)より10ポイント上昇した。近2年では初のプラス値に。海外旅行は6ポイント上昇してマイナス2、訪日旅行は9ポイント上昇の5と、3分野いずれも大きく上昇。ゴールデンウイーク10連休効果が大きく、好況だった。
国内旅行は、団体旅行が回復、個人旅行もシニア層が上昇傾向で、前期を大きく上回った。業態別は第1種が14上昇の6、第2種が16上昇の11とプラス圏になった反面、第3種は18下落のマイナス18に落ち込んだ。
エリア別では、東北が16上昇のマイナス16、ほ北海道が14ポイント上昇3など上昇したエリアが多い。
旅行会社からは「シニアが好調、単価も上昇傾向」「北海道や沖縄、TDR、USJへの予約が多く、夏休みも期待」などの声があがった。
国内の次期(7―9月)DIは、18下落してマイナス14の見通し。GW10連休の反動もあるとみられる。
海外旅行は団体旅行のインセンティブ、方面ではアジアが好調で、近2年で最高のスコアに。方面別ではアジア以外の地域は多くが横ばい。
次期DIの見通しは16下落してマイナス18。こちらも個人旅行でGW効果の反動が大きそうだ。
訪日旅行は、中国や東南アジアからの旅行者増加が目立つ。次期DIは7下落のマイナス2。
調査は4半期ごとに実施。JATA会員など312社が回答した。
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