OATA3度目の高知研修 集客力と開発力に県期待
協同組合大阪府旅行業協会(OATA、徳原昌株理事長)の組合員20人が9月3−4日、公益財団法人高知県観光コンベンション協会の招きで高知県内の“旬”な施設を視察した。
高知県がOATA会員を招いてツアーを実施するのは一昨年から続いており、今回で3回目。OATA組合員の集客力と、県コンベンション協会が設定する助成金を使った商品開発力が評価されて実施している。
高知市内の龍馬の宿南水で開いた説明会では、県が2019年から実施している自然体験型のキャンペーンを紹介した。意見交換会では県コンベンション協会の中祥司誘客推進部長が今年7月に開かれたOATAビアパーティーに参加したことを報告。抽選会で1等賞の天神祭・船渡御の乗船券を獲得したと伝え、会場を沸かせた。「今日は高知の夜を楽しみ、高知の魅力を堪能してほしい」と話した。
徳原理事長はOATAが現在108社で95億3500万円のクーポン取扱額があり、組合員参加型の協同組合であることを説明。高知県に対しては「大河ドラマ『龍馬伝』放映後、400万人の観光客を維持している高知県はすばらしいと思う。我々も今回の視察を生かし、1人でも多くのお客様を送客していきたい」と意気込んだ。
視察では、かつおの藁焼きタタキを体験するドライブイン・レストラン「かつお船」、四国唯一の総合植物園「県立牧野植物園」に8月に完成したVRシアター、四国霊場31番札所「竹林寺」、館内に常時500点以上のカッパ作品を展示する「海洋堂かっぱ館」、栗焼酎ダバダ火振を製造する「無手無冠酒造」、口座を開いて焼酎を預ける「四万十川焼酎銀行」、光と音を融合した空間が新たに誕生した「龍河洞」などを見て回った。
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