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京りょプランが好調 京旅協が懇談会、協定機関に協力呼びかけ

19/10/01

京都府旅行業協同組合(森野茂理事長=アルファトラベル)は9月11日、京都市東山区のウェスティン都ホテル京都で2019年度協定機関との懇談・交流会を開いた。組合員、協定機関などの関係者約240人が出席した。

はじめに森野理事長が19年上期の実績報告を交えてあいさつした。その中で、森野理事長は上期のトピックスとして、これまで京旅協が担っていた全旅の営業所機能を今年4月から全旅京都へ移管したことに伴い「取次クーポンの発行高が前年を下回っています。全旅クーポン、大手のクーポンを含め組合員の利便性が高まるよう手数料率など交渉、改善していきたい」と話した。

山本譲司専務理事は1―8月の京旅協クーポン発行高を報告。それによると前年同期比98・0%の8億5500万円で、宿泊券同106・0%、観光券同107・7%だった反面、船車券は93・5%にとどまった。

常田学理事は、協同組合大阪府旅行業協会と兵庫県旅行業協同組合の3組合で組織するHOK連絡会が共同販売している「京りょ・まる得ユニットプラン」について「協定機関の皆さんにご協力いただき大手、他社にはない値ごろ感、8人からという設定で好調に販売できています。昨年度は1万4千人を送客することができました」。今後も3組合のスケールメリットを生かして販売に注力すると述べた。

谷口賢一副理事長は、京旅協の基幹事業のひとつ「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」の今春の実績を報告した。3月23日−5月6日の45日間運航し1万7600人あまりが乗船。ウェブ予約で外国人観光客の利用も目立つようになったものの、桜が散り新緑の時期の乗船客増加の方策、十石舟をメーンにした着地型観光プランの充実を今後の課題に挙げた。

第1部は、亀岡市商工観光課の栗林幸生さんが来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀について講演した。栗林さんは、20年の大河ドラマには北条五代、鍋島藩が候補に挙がっていたと紹介。その中で、明智光秀が決まった要因を「関係する自治体が多いこと」「署名活動の数の多さ」などとし、光秀が生涯、妻を愛し「浮気をしなかったこと」とユーモアを交え話した。

また、旅行商品化や誘客に向けて「コンテンツを探し、ゆかりの地を広域周遊化していきたい」とする一方、「歴史ガイド育成が急務です」と課題を挙げた。

具体的な商品化については、すでに光秀が本能寺を目指したとされる明智越がハイキングコースとして具現化している。特に、亀岡市内は「京都市内から近いゆかりの地の初級編」として売り出し、丹波亀山城や、キキョウが美しく光秀ゆかりの谷性寺(こくしょうじ)、戦勝祈願をした篠村八幡宮などを周遊するコースを提案。

「市内には、期間中80万人の来館者数を目標に掲げる大河ドラマ館、光秀和膳を提供する食事施設もあります」と伝え、京旅協での商品化に期待していた。

第2部は情報交換会として協定先と組合員の商談が行われ、第三部は京都市の門川大作市長、京都府の山下晃正副知事らも出席し交流会も。

交流会の席上あいさつに立った森野理事長は、京都大学の観光MBA講座で聴講した教授の言葉を伝えた。「旅行業はKKDDH−『勘』『経験』『度胸』『どんぶり勘定』『はったり』でやっている、これからはマーケティングに基づいた経営をやっていかないと生き残っていけないと指摘されていました。確かにそうだと思いましたが、私が今やっていけているのは『人脈』があったからです。人とのつながりを生かすためにも有意義な交流会にしましょう」と呼びかけた。

京都府旅行業協同組合懇談会

人脈を生かした取り組みが、これからの旅行業の
生き残る道だと話した森野理事長

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